海外FXと国内FXの違いは主にこの7つです

海外FXと国内FXとの違い

今から約10年ほど前、海外FXはあったものの、まだその存在が日本国内に知られる事はほどんどなかったため、当時は国内FXが主流でありFXを行っていた方のほとんどが国内FXで取引を行っていました。

もっとも、当時の海外FXの場合は、サイトはもちろん口座開設申込書も英語表記だったため、英語が苦手な方は自然と国内FXに流れたのだと思われます。

 

ただ、月日が経つにつれて海外FX業者も日本国内での自社顧客獲得を目指しており、自社サイトはもちろん口座開設申込書やサポートについても日本語対応など、日本人にとって優しい仕組みを作っているため、近年では海外FX業者を利用する方が増えているのが現状です。

そこで、今回の記事では現在人気が上昇中の海外FXと国内FXの違いについて解説しますね。この両者の違いを把握しておけば、

●今後どちらのFX業者で取引すれば良いのか?
●自分にはどちらの業者が合うのか?

が分かると思います。

海外FXと国内FXの違いはこちら

海外FXと国内FXとの違い2

海外FXと国内FXとでは、いくつかの決定的な違いがあり、この違いを理解していないと、こんなはずじゃなかったと後悔するかも知れませんので、海外FXを検討している方はどういった点が異なっているのか?について頭の中に入れておいて下さい。

レバレッジの違い

下記の記事でも解説していますが、海外FX業者のレバレッジは軒並み100倍以上となっており、高い業者では500倍以上、中には888倍というところもあります。

 

 

そして、レバレッジが高いという事は、それだけ少ない資金でも多額のお金を動かす事が出来るため、結果小資金でも大きな利益を稼ぐ事が可能です。

これに対して、日本国内のFX業者の場合には、金融庁による規制のため、個人の最大レバレッジは25倍に制限されています。そのため、国内FX業者を使ってFXで稼ぐためには、あらかじめある程度の投資資金が必要になってきます。

スプレッドの違い

このスプレッドとは、とある通貨の買いと売りのレート差を表した指標となっており、この差(スプレッド)が狭い方がより多くの利益を稼ぐ事が可能です。

そして、国内FX業者の場合、このスプレッドが原則固定となっており、比較的狭いスプレッドを採用しているのに対して、海外FX業者では変動制のスプレッドを採用しているため、国内FX業者に比べスプレッドが広くなっています。

そのため、スキャルピングなど取引回数が多くなるトレード手法の場合、海外FX業者よりも国内FX業者の方が有利に取引を行えるケースもあります。

各種ボーナス制度の違い

海外FX業者では、各種ボーナス制度に力を入れており、口座開設時のボーナスはもちろん、口座への入金で100%のボーナスが付与されるなど、ボーナスで貰える金額が多くなっています。

そのため、海外FX業者では少ない資金でも各種ボーナス制度を活用すれば、ある程度まとまった証拠金で取引する事が可能です。

これに対して、国内FX業者ではボーナス(キャッシュバック)はあるものの、その金額は数千円~2万円程度となっており、さらにキャッシュバックを貰うためにはいくつかの条件をクリアする必要があるため、海外FX業者に比べその水準は低くなっています。

取引システムの違い

海外FX業者では、世界標準のMetaTraderを採用しており、豊富なインジケーターによってより細やかな分析や自分なりのカスタマイズが可能となっています。

これに対して、国内FX業者では自社オリジナルのシステムを採用しているため、MetaTraderに比べ汎用性が低くカスタマイズも難しくなっています。

管轄の違い

国内FX業者は、日本の金融庁の管轄となっていますが、海外FX業者の場合は金融庁の管轄外となっています。そのため、金融庁の規制(レバレッジなど)の対象外となっています。

信託保全の違い

国内FX業者では、法律によって顧客の全資産を守るための信託保全が義務付けられています。そのため、国内FX業者でFXを行う場合には、基本的に自分の全資産が無くなるという心配はありません。

これに対して、海外FX業者の場合には信託保全は義務化されていないため、一見不安に思えるかも知れませんが、海外FX業者では自社資金と顧客資金との分別管理が義務付けられているため、あまり心配する必要はありません。

税金の違い

国内FX業者の場合、FXでの利益は申告分離課税となっており、税率は所得額に関わらず一律20%となっています。

これに対して、海外FX業者の場合は総合課税(雑所得)になるため、所得金額によって税率が異なっています。ちなみに、総合課税の場合、

●所得金額195万円以下では税率15%
●196万円以上~330万円以下までは税率20%
●その後は最大で50%

となっており、所得金額195万以下では申告分離課税よりも税率が低く、所得金額196万円~330万円までは申告分離課税と税率は一緒になりますが、それ以上になると申告分離課税よりも税率が高くなってしまうため、注意が必要です。

まとめ

ここまで海外FXと国内FXの違いについて解説して来ましたが、これをまとめると

●最大レバレッジを活かして一攫千金を狙うのであれば海外FX
●地道に利益を増やしていくのであれば国内FX

という感じになります。とは言っても、海外FXでも地道に利益を増やしていく事が可能となっているため、やはりお勧めは海外FXになります。